商品概要

書名

もう、誰も教えてくれない
撮影・VFX/CG
アナログ基礎講座 応用篇

著者

古賀信明

頁数

224ページ(オールカラー)

寸法

25.8×18.3×1.2cm(B5サイズ)

重量

ISBN

978-4-9905117-3-9

発売日

2013年6月28日

発売元

株式会社スペシャルエフエックス スタジオ 

定価

¥3,600 (¥3,333+税)

サンプルページ

通販サイト

amazon.co.jp

クレジット・コンビニ・ATM・ネットバンキング・
Edy払い・Amazonギフト券・Amazonショッピング
カードまたはクーポン が利用頂けます

クリエイティブショップシーバレー

クレジットカード決済(各社クレジットカード対応)・銀行振込・代金引換 がご利用頂けます

丸善&ジュンク堂 ネットストア

クレジットカード決済・代金引換・ジャパンネット・
モバイルSuica・ジュンク堂書店での店頭受け渡し・
神戸電鉄駅売店での受け渡し がご利用頂けます

書店販売

東京

ジュンク堂書店 池袋本店

東京都豊島区南池袋2-15-5
6階に置かせて頂いています

紀伊国屋書店 新宿本店

東京都新宿区新宿3-17-7

大阪

MARUZEN&ジュンク堂書店 梅田店

大阪府大阪市北区茶屋町7-20 チャスカ茶屋町B1~7F
4階と5階に置かせて頂いています
※現在、4階 話題書のコーナーにも置かせて頂いています

商品の詳細

■内容説明
基礎に重きを置いた前作I及びIIの内容からは大きく変わり、作品にダイレクトに活かせる非常に実用的な内容で、初心者がコンピューターの前でスグに実行できるものから、材料を買い揃える必要のあるもの、一定以上の工作技術レベルが必要なものまで、非常に幅広い「ノウハウ」が掲載されて居ます。
著者の有料の講演や講義以外、一般にはあまり知られる事の無かったものばかりで、ごく一部を除き、その殆どが著者の過去32年の経験から生まれたオリジナルのアイディアですから実戦でも大いに役に立つその情報の価値は非常に高いものと確信しております。
そのノウハウは多岐に渡り、学生から最先端のプロに至るまで、どのような層の方にも実用的で有用なものばかりですから、作品作りの大きな武器になること請け合いです。
現在のCG表現に限界を感じている方、他者と大きく引き離したい方、面白い表現をより具体的に求めている方に強くオススメします。

「応用篇」から手に取られた方も、前作の「基礎講座I」および「基礎講座II」もいかがでしょうか。
いわゆる「基礎講座」と銘打った一般的な書籍とは違って、読みやすく興味が持続するべく工夫して書かれておりますから、普通に「楽しい読み物」として読んで頂けると思います。
知らなかった事を知る喜びを実感して頂け、実際に仕事に活かせる生きた知識が身に付く「基礎講座シリーズ」、是非3冊全巻共お手元に置かれることを強くお薦めいたします。



■目次

 はじめに

■コガマーカーの作り方
 VFX現場に不可欠なマーカー
 コガマーカーの必要性
 用意するもの
 工作
 「へ」の字曲げ補助具の制作
 マーカーを張る段取り
 揺れ対策

■LEDマーカーの作り方
 用意するもの
 抵抗値の計算法
 チップLEDを使ったマーカー
 テグスに付けたマーカーの揺れ止め
 改良型マイコン内蔵LED マーカー

■自然な影を合成する
 キーイング撮影時の問題
 照明は完全に同じで無いとダメか?
 影の重要性
 影作成用のキャメラ

■ブルーの提灯を光らせる

■ライトバースト/ 光芒を創る
 レンズフレア(ライトバースト)
 過去の経験
 撮影機材について
 三脚について
 特製ライトバーストフィルターの作り方
 必要な材料
 レベルやトーンカーブによる
  モノクログレースケールの着色法

■水煙、しぶきの作り方
 ハイスピード撮影
  ~スケール感のリアリティ~
 砂を水に見立てる
 本物の水は使えないのか?
 費用対効果
 民生用ハイスピードキャメラ( デジカメ)
 ハイスピード撮影の照明
 ALEXA/EIPC/F65/Hi Motion/MEMRECAM
 モーフィング
 モーフィングの費用対効果の高い利用法
 カットの繋ぎ目を消す

■雨を創る
 雨の撮影方法
 素材撮影時の背景
 雨素材を撮影する

 霧吹きを使った撮影
 奥行き感のある雨
 高圧洗浄器
 雨の見え方
 素材同士の合成
 高圧洗浄器
 雨脚(あまあし)素材を撮る

■昼間の雨の合成方法
 雨の誇張

■雲を創る
 雲海の作り方
 成層圏の雲を作る
 容器のペイント
 ペイントしない方法
 塩水の準備
 酢を薄める
 スポイトの準備
 ミニ成層圏を作る
 雲を実際に描いてゆく
 クラウドタンク

■雲や煙を描く
 まずは自分流の雲を描いてみる
 Photoshopでそれらしい雲を描く
 ブラシパターンで雲を描く
 ブラシパターンの作り方
 ブラシパターンの登録
 エアブラシツールのコントロール
 雲や煙パーツを綿で作る
 綿の千切り方
 ディテールの一部としての条件
 繊維の方向性をランダムにするには
 スキャンする際の注意点

■2Dで煙を創る
 2Dで煙のアニメーション
 煙のアニメーション
 雲の陰影の付け方
 液体窒素の雲
 液体窒素の雲は非常にリアル
 非常に危険な密室での撮影

■溶けた銑鉄または溶岩の表現
 昔の映画の溶岩表現方法
 普通の被写体との違い
 フェイクを使う
 溶岩に見えるための要素
 オレンジ色に光らせる
 紫外線を使った際の注意点
 フェイク溶岩に粘りを与える

■2Dのコズミックズームの素材の作り方
 コズミックズームって?

■カッティングシート
 カッティングシートの一般的な利用法
 写真を原稿とした切り抜き

■血糊の赤はどんな赤?
 劇用血糊の問題点
 本物の血は透明?
 混ざりにくいものの混ぜ方のコツ
 布等へのしみ込みの問題
 理想の血糊(ブラッドジェル)

■角をRに

■CGのしわの描き方
 しわの観察
 しわを描く
 大きなしわと小さなしわ
 新しいブラシパターンの作り方
 ブラシパターンの設定
 ビット深度の違い

■水槽の中の素材撮影方法
 ガラスの映りをどうする?
 水面の写りは?

■ヘリによる空撮
 フライトの前の注意点
 空撮のスタビライザーについて
 空撮時の環境
 ノイズキャンセルの余談

■ミニチュア地形の作り方
 「山のミニチュア」材料
 製作工程
 撮影に際して
 操演時の三点支持
 何故ピアノ線か?

■天候を変える
 印象的、ドラマチックな表現に加工する
 現場での立ち会いの注意点
 現場での手法の決定
 作業の注意点
 実作業

■リアルなカットの構築
 完成カットへの手順
 イマジネーション

■リアルな人間の皮膚表現
 CGっぽさの何故?
 サブサーフェイススキャッタリング(SSS)
 シャドウ(影)の色
 スペキュラー
 リアルに見えるということ
 肉眼は、それ程緻密に見てはいない
 明るい場合と暗い場合
 人の顔は別
 僅かな変化
 皮膚感

■完全無反射撮影(NON-SPEC)法
 全反射( テカリ)をカットする
 偏光フィルター
 写真用偏光フィルター
 偏光フィルターの効果が出る条件
 完全無反射撮影
 光量の問題
 テカリの完全除去法
 装置全体の構成
 LEDの準備
 反射板の作成
 偏光フィルターの調整方法
 偏光板回転方式
 動作の説明
 最も工作が楽な方法
 電源について
 半田付けについて

■偽ハッブル宇宙望遠鏡写真の作り方
 30センチ四方の宇宙
 条件
 結果を求めるイマジネーション
 具体的な材料の検討
 POWERS of PVA(洗濯糊の力)
 一定の状態の固定
 サインペンから色素を取り出す
 最新機材の大きな利点
 RAW データの現像時に色を変える

■ホームメイド
 モーションコントロール合成装置


 おわりに